チェルシー・フラワー・ショー 2021年は9/21~26に開催
前回紹介した映画『フラワーショウ!』の舞台となった
チェルシー・フラワー・ショーについて興味を持ったので、
英語の勉強も兼ねて公式HPや海外の園芸情報サイト等で調べてまとめてみました。
目次
チェルシー・フラワー・ショーとは
チェルシー・フラワー・ショーとは、RHS(英国王立園芸協会)が主催する
世界最古の園芸の祭典です。ロンドンの高級住宅街チェルシーの
ロイヤルホスピタル(王立病院)にて開催されます。
映画『フラワーショウ!』によると、庭を出展するには厳しい書類審査を通らねばならず
(主人公メアリーが応募したときは2000人応募し、合格は8人)、
25万ポンド(約3千8百万円)の資金が必要だそうです。
通常、企業や団体などがスポンサーになるそうです。
審査が行われ、部門ごとに金、銀、銅メダルが授与され、
その年最も優秀な品種に与えられる賞(プラント・オブ・ザ・イヤー)等の
賞があります。
2021年開催と例年との違い
通常は、毎年5月下旬に開催されます。
しかし2021年は延期になり、9月21日~26日までの開催です。
この時期に開かれるのは106年の歴史の中で初めてのことだそうです。
例年は5日間の開催で16万8,500人が来場、
今年は6日間で来場者数14万人、とのこと。
入場時には、新型コロナウイルス追跡アプリのチェック・イン
(QRコードのスキャン)が必要。
今までガーデン部門は、ショー・ガーデン、
アーチザン・ガーデン(職人芸を競うカテゴリー)、
サンクチュアリ―・ガーデン、とカテゴリーは3つでしたが、
2021年は、バルコニー・ガーデン、コンテナー・ガーデンというカテゴリーが2つ、
新設されました。
簡単に要約しましたが、原文(英語)でじっくり読みたい方は、
こちら↓のRHS(英国王立園芸協会)の公式サイトをご覧ください。
RHS Chelsea Flower Show 2021 - The English Garden
(日本人を含めた)過去の出場者、受賞者、受賞作品
映画のネタバレになるといけないので、受賞の有無は書きませんが、
映画『フラワーショウ!』の主人公であり実在の人物メアリー・レイノルズさんは
2002年、彼女が28歳のときに出場しています。
その時、隣に出展していたのは、なんと、チャールズ皇太子だったそうです。
日本人では、過去に下記の方々が出場しています。
ケイ山田さん
2002年にシルバーギルトメダル(準金賞)、2003年にシルバーメダル(銀賞)を受賞。
石原和幸さん
2006年から2019 年まで「江戸の庭」「ガレージ・ガーデン」「おもてなしの庭」等で
計11回、金賞を受賞し、2016年大会では出展者では最高賞のプレジデント賞を受賞。
柏倉一統さん、佐藤未季さん
2019年、初出場にしてゴールドメダルを受賞。
作品は「漢方の庭」で、使われた植物は全て薬草。
先述のメアリー・レイノルズさんは、あえて華やかな花を使わず、
最も権威があり保守的なチェルシー・フラワー・ショーに
新風を吹き込んだのですが、
どのような庭を出展したのかは、先日紹介した映画『フラワーショウ!』を
ご覧ください。
いつか私もチェルシーフラワーショーに出展…、というのは無理だとしても
見に行きたいと思っています💖
新型コロナウイルスが終息したら、まずは国内のガーデンショー巡りをしたいです😀